コンビニほどにカウンセリング機関を

以前も図書館で借りた本なのですが今の方が断然、本の内容が入ってきます。

10年以上前にヒプノセラピーに出会った時、もっとこのセラピーが広まるといいなと思ったり、セラピー云々よりもKさんのように話を聞いてくれる人が必要だと思いました。カウンセラーも精神科医もピンから切りまでいる。有資格者でもロクに話も聞かず薬を出して、はい終わり!の先生もたくさんいることは私も経験があり実在しています。

本は”カウンセリングで何ができるか”です。本の中でカウンセリングが必要な理由を家族機能の補完だと言っています。子どもの犯罪も大人の犯罪も元をたどると原因は身内にあることが多々あります。家庭内がうまく回っていると問題にも気づきが早かったり家族同士のコミュニケーションもとれている状態でいます。

ただどの家庭もこうではない、いろいろな家庭がありそれぞれの事情を持っています。これは当たり前のことであり、本も私も言いたいことは何か事情を抱えたときに、相談したいと思った際に話をきちんと聞いてもらえる機関、人材が必要なこと。コンビニのようにカウンセリング機関を増やしもっと身近にあってほしいということです。

まだまだ🌐アメリカ、ヨーロッパに比べカウンセリング機関も少なく、精神疾患のある人の医療機関の受診率も他国より日本は低いと言われています(著書”絵と図でよくわかる心の病悩みの多い時代に必須の知識”より)。国民の精神疾患への意識が高い国は診察を受ける人が多く、精神疾患の有病率がニュージーランドに次いで高いオーストラリアでは、小学校で認知行動療法が教えられているそうです。

また、日本では精神疾患を経験した人が医療機関を受診しない理由に受診したことを友人に知られるのは恥ずかしいと答え、この割合が45%だったそうです。

以前もブログに書きましたがアメリカは精神疾患がない人も自身のメンテナンスのためにカウンセリングや医療機関、セラピーを受けケアをしています。日本の大多数が悩みを話すことが恥ずかしいことだと思っている気がします。

日本人は繊細で優しい部分もありますが、内向的で陰湿な心の狭い国民性も原因だと思います。これは選挙にも言え参加率が異常に低く、我関せずの無関心な心も原因だと感じます。

私は潜在的には精神疾患が日本では一番多い病ではないかと思っています。国民病である精神疾患を見て見ぬ振りをせず、国を挙げて国民に手を差し伸べてあげられるようなシステムを本気で作ってほしいです。いつも中身のない機関に予算を掛け機能しないものを創設し、終了です。終わりになる理由は本気で思っていない、取り組んでいない、根本の原因を見ていないからです。

コンビニほどではないですが精神科、心療内科、心のクリニックは全国にたくさんあります。良心を持った先生たちに、必要な方が巡り会えますように😌