学校と地域とスマイリー

以前の職場でお世話になった方に教育支援の講演会があるから是非来て!!と誘っていただきました。NPO法人スマイリー主催の講演会だったのですが、夏に出席した講演会と同じくらいGOODな講演会でした😄

2024年発表の不登校の小中学生は10年連続の増加で30万人を超え11年連続増加し、過去最多となりました。不登校の近年の要因は無気力や不安が過半数です。失敗すること、傷つくことを恐れる面が強く、新たなことにチャレンジしようとしない。個性の表出を恐れ、周りの空気に同調することで、傷つかないように防衛し他者の評価をとても気にするなど適応というよりも過剰適応の傾向があるそうです。

これは私も某高等学校に行った際に感じました。子どもたちは黒板に書く前に問題の答えが合っているかを先生に確認すると聞きました。自信がない、恥ずかしい気持ちは当時の私もありましたのでよくわかります。ですが自分の解答がいつも正しかった記憶もありませんし私も、みんなもたくさん間違えていました。間違えることを気にしなくていいですし、よく言う間違えて覚えていくものなのです。

講演者は空気を読まないからいい挫折体験をして自己肯定感がつくと言っていました。失敗する度に拒絶をしていると拒絶することが癖になり何かに取り組む度にまず恐れが先行し挑戦意欲もなくなってしまいます。

不安やおそれがある状態でいるといつもは見ている視界を狭め、心を開けず閉ざしてしまいます。この状態が決して悪いと言っているのではなく、ずっとこの状態でいると気持ちが落ち混んでしまうので、回避できればいいですよね。

この回避、彼らの不安や恐れを軽くするためには活動に一緒に取り組むことや話やグチを聞く活動に対してフィードバックをするといいと言っていました。無理のないレベルから協働生活・協働活動に参加させ社会性を育成していくことも大事だと言っていました。得意なこと、プラス面を強化すること、いいところを伸ばし褒めることで自信にも繋がります。

魚の骨をあらかじめ取ってあげるのではなく、魚の骨の取り方を教えることが大事だとも言っていました。自分って大事かも?と自分自身を思うことで自分は大事にされていることに気づきみんなのことが大切になります。自分は必要とされていると感じる経験をしてほしいです。

市内のある地区では学校と地域がフラットに活動しています。元教員の方がスマイリーのアドバイザー、地域にある会社の社長さんが地域コーディネーターが学校の先生と連携しています。このコーディネーターを務めている会社の社長さんは社員の子どもの学校のイベントである参観日などに積極的に参加を勧めていて、この為に取得する休暇は有事休暇ではないそうです。

現在は横浜の中学校に勤めている先生は、初任地が私たちの住む地域の中学校だったそうで自身の出身地は県外であり苦労されていた時にスマイリーにあたたかくしてもらったと話されていました。先生方も不安はあるのです。

東京は学区内の何個かの中学校の中から選択できますが地方の学校は原則、地元の学校以外選択肢がありません。隣りの中学校に行くとしても交通の便がなく、まれに寮のある私立に行く子もいますがごく少数です。このことについても選択肢がない地方は子どもたちの逃げ場がないと言っていました。

幼い頃から家族に温かく見守られ心配事などの不安要素である悩みをご両親や近親者、話すことができる人きちんと聞いてもらえていた子安心して物事に取り組むことができ、安心できる場所があります。ですので伸び伸びと育つことができます。近年の子どもたちは自信のなさ自己肯定感の低さが私は原因だと思っています。

この町が自分の居場所になるか、これは大人になって将来何処に住んでいてもです。人は一人では生きていけない、繋がっていることはありがたいことだと強く言っていました。

私は都会でもない、私の生まれ育った地でこのような活動や思いを持った方々がいることを心底嬉しく思いました😌💞



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